- 雨やほこりの侵入を防ぐ
袋ベロを採用
- サイドジッパーで履きやすさと
ホールド性を両立
- ライディングしやすい
ハードなソールを採用
- チェンジペダル分は
2枚革として補強
- 靴底を見れば一足一足職人の手で仕上げられた、その丁寧な仕事ぶりが伺える。甲とベロが縫い合わされた“袋ベロ”となっているため多少の雨や埃なら気にせず走れる。
- 一見したところ編み上げブーツのようでありながら、サイドのジップによりスムーズに脱ぎ履きができる。ライディング時のホールド性と快適性を兼ね備えている。
- ライディング時の安定感が高い固めのソールを採用。工夫されたソールパターンによりグリップ力にも優れる。サイズは25.5cm、26.5cm、27.5cmのハーフサイズ刻み。
- チェンジペダルが当たるつま先部分は2枚革として補強しつつ、メダリオンによりハードな印象になり過ぎない。シューレースは耐久性に優れるレザー製を採用する。
- ドレスシューズの特徴的な意匠であるメダリオンを配することで、ハードなブーツに上品な印象が与えられている。ホワイトレザーとブラックソールのコントラストがスタイリッシュ。
- 極めて個人的なリクエスト。マックスフリッツの白ブーツ
マックスフリッツというブランドについて、もはや説明の必要はないだろう。ミリタリーやワーク、テーラードといったメンズファッションの定番デザインをベースに、機能性に優れる素材選び、ディテールのアレンジを施し、見た目にはシックでありながら、文句のないライダースウェアに仕立ててしまう。しかもそこにシッカリとバイク乗りの琴線に触れる“スパイス”が振りかけられている。価格だって妥当だ。本当に「わかってる」としか言いようのないウェアなのである。
このジップアップブーツも、まさにザ・マックスフリッツな一足だ。タフなワークブーツをライディング用にアレンジし、サイドジップを採用することで履きやすさと無骨さを両立させた。さらにメダリオンの装飾によりクラシカルで上品なテイストを加えている。この一足でカフェまでの街乗りからロングツーリングまでこなせてしまうのだ。
その超定番ブーツに、今回は極めて個人的なリクエストをした。「白いレザーで作ってほしい」と頼んだのだ。バイクに乗るときのボトムは黒や茶が多い。その足元のアクセントとして、白いブーツはとても都合がいいのだ。……と言いつつ、じつはは「白のブーツなんて、難しいよぉ」と言われることが多い。だから今回は開き直る。どうしても欲しかったマックスフリッツの白いブーツ!20足限定です。どなたか一緒に履きませんか?
text/KEISUKE KAWANISHI、photo/SACHIHIKO KOYAMA(STUH)